クルマの売り方

 

ちいさなキズはどのように対処する?

車体の“キズ”や“へこみ”は無いに越したことはありません。ただ、これから手放す車に対してキズやヘコミを直してから査定に出す方は、どのくらいいるでしょうか。
また、どの程度のモノを基準に考えたほうがいいのか?査定を受けたことがない方は戸惑ってしまうかもしれませんね‥。

基本は、見た目にわかる“キズ”や“へこみ”がないことです。しかし、そうは言ってもまったくナシという方は少ないでしょう。自分では注意しているつもりでも、飛び石や葉先で車体にちいさなキズができてしまうことはあります。洗車するときに気づいて目立たないようにする方もいるでしょうが、車に関心が薄い方はそれ自体も見逃してしまうかもしれません。そういった場合、買取業者の査定に委ねてしまってもいいのではないでしょうか。

ただ、目立つような“キズ”や“へこみ”は当然にように修理が必要になります。そこで、修理費と査定額を比較して、有利になるほうを選んだほうが賢明でしょう。

仮に修理の見積りが5万円、修理しない状態での査定額が−4万円だったとします。この場合、後者のほうが1万円分“得”になります。しかし、査定額の−4万円も微妙な線だと踏んでください。なぜなら、買取業者は中古車を扱うプロなので(買い取った車の)車検の費用を安く抑えることが簡単にできます。ゆえに、修理するにしても(車検と)同じではないか?ということです。

また、査定額を上げるためだけに、修理してから査定に出す方は少ないような気がします‥。すなわち、「これから手放す車にどれだけのコストをかけるか?」意識する方はいるのでしょうか。

実際には、“キズ”や“へこみ”をそのままにして査定に出す方が多いでしょう。査定に出す前には洗車や掃除を怠らないことが基本ですが、査定に2週間前に洗車すると車体の表面にホコリやチリによる薄い膜ができます。そして、その膜にはキズを隠してくれる効果があるといわれています。もし査定を少しでも上げたいなら、このような方法を試してみてもいいでしょう。

純正品パーツにおける価値

車に関心が高い方なら、純正品パーツの魅力を十分ご存知ではないでしょうか。純正品の最大のメリットは正常に動作することの保証にありますが、他の製品と比べて割高です。やはり本体を製造しているメーカーが(それに付随する)パーツも製造しているので相性が良いのです。もちろん、他の製品では劣るということではありませんが、適合性といった面ではやはり純正品に勝るものはないでしょう。

査定の際、そのような純正品パーツを取り外して出す方がいるようです。その分だけ査定は低くなるかもしれませんが、わざわざ他の製品を買ってまで穴埋めする必要はないでしょう。何度も繰り返しますが、手放そうとしている中古車に必要以上のお金をかけて修理や改善する必要はありません。
また、新車に乗り換えるために買取の出す方の中には、次の車も同じメーカーに決めるかもしれません。そのとき、純正品パーツを再度搭載することもあると思います。

もし、純正品パーツの有無でどのくらい査定に差があるのか?知りたいのであれば、純正パーツを取り付けたままの状態で査定に出したほうがいいでしょう。その結果で判断しても遅くはありません。例えば、純正品パーツを取り外してマイナス査定がついたとしても、それは次にオーナーとなる方の意志に委ねることになります。その方が純正品パーツをつける可能性は低いかもしれませんが、ある程度のモノを用意するという選択肢も生まれる
のです。

製造メーカーがグループ会社の一部に中古車買取店を持ち合わせているなら、純正品パーツを取り付けたまま査定に出すとさらに高いポイントがつく可能性もあるでしょう。また、人気車種であれば査定が高くなるので、その点を考慮したほうが有利な査定に持ち込めるでしょう。

複数業者で査定してもらいましょう

新車を購入するとき、併せて(今まで乗っていた車を)下取りしてもらうこともあるでしょう。同じメーカーの車を入れ替える場合、ほんの少しだけ高い下取り額がつくこともありますが、車の状態によっては買取業者に持ち込んだほうがいいこともあります。そこで、買取業者に査定してもらい、買取見積額を出してもらいましょう。

基本的に、査定に出すときは買取業者1社に限定せず、最低でも3社くらいは足を運びましょう。こうして相見積もりを取ることで、少しでも買い取り額が出たところに決定したほうがいいからです。その際、「他の業者では〇〇円だった」旨を伝えると、それを基準に査定額を上げてくれることもあります。
ただ、それは人気が高い車種をはじめとする“買い取り条件が高い”ことが前提とされますが‥。もしくは、「弊社より高い価格を打ち出してくれるのは△△社でしょう」とアド
バイスしてくれる買取業者もあるようです。このような情報は、ネットでは得られませんので、足を使ってのみ得られる貴重なモノとなります。

中には「条件がいい」と判断されることがあります。そんなとき、買取業者は(その車を)他車に流したくないために切羽詰まったような交渉を持ちかけることも‥。例えば、「このまますぐに買い取らせてもらえるなら、査定を〇〇万円アップします」といったように、一歩踏み込んだ交渉となります。
そういった場合でも、他車と査定を比較したいなら、その旨をはっきり伝えたほうがいいでしょう。また、査定に入る前に「査定をしてもらいたいが、すぐに手放すつもりはない」と伝えてもいいかもしれませんね。これが場合によっては、ポイントが高くなることも‥。

結局、買取業者は良い条件の自動車を見つけた場合、すぐにでも手放して欲しい意思表示に切り替えるでしょう。これを面倒と感じない方はいないでしょうが、少しでも査定を上げたいなら仕方ないかもしれませんね。